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信貴山を大満喫してみた

4/9~5/22まで奈良国立博物館において特別展「国宝 信貴山縁起絵巻」が行われています。
私も東方オタクの端くれなので気にはなってましたが奈良まで遠いしなあ…と思ってたら、ちょうど前回の記事の高野山廃線跡ツアーで使った3dayパスが余ってたので、博物館で本物の絵巻をたっぷり見てから実際に信貴山に行ってみよう!と計画。
信貴山自体は去年末にも訪れていますが、時間がなくて奥の院などに行けなかったのでその辺も潰しに行きます。


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早速奈良へ…と言いたいところですが例によって3dayパスなので当然乗り潰しを敢行しながら奈良へ。本筋とは関係ないので簡潔に書きますが、甲陽線と伊丹線を一気に潰して阪急を完乗。東梅田から登美ケ丘まで行って谷町線の数駅分と中央線~けいはんな線を潰してとりあえず満足して午前の部は終了。けいはんな線初めて乗ったけど割と面白い路線でした。でも用事がないので多分一生乗りません。

家から4時間かけて奈良に到着。腹が減りすぎて死にそうなのでマクドでチーズバーガーを食べようとしたら、まだ9時半でやってなくて餓死しました。
久しぶりに奈良の街の中に来ましたが相変わらず鹿がうろついてます。発情期なのか喧嘩してるオス鹿もいて、昔奈良で鹿に尻を掘られそうになったトラウマがある私は透明人間になったつもり博物館へ向かって歩きました。


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というわけで、無事鹿に襲われることなく奈良国立博物館に到着。入り口からして既に信貴山ファン歓迎ムード満載です。厳密に言うと信貴山のファンって訳ではないんですが。

入るとロビーには飛倉から山崎へ帰っていく米俵が大量に浮かんでます。いつも思うけどあれって長者の家の庭に落ちた衝撃で中身が全部飛び散って悲惨なことになりそうなんですが、命蓮商人ももうちょっとその辺気を使ってほしかったです。食べ物が勿体ない。
券を買って2階の展示室に上がると長蛇の列。同人イベント並みに警備員が最後尾に立っています。列に並んでる人間を見てると同志っぽい人間も見受けられましたが、同志だったのかは不明。雰囲気がそう語ってたので多分そうなんでしょう。結局絵巻にたどり着くまで20分ほど並んで待機。もしかしたら空前の信貴山ブームが来ちゃってたのかもしれません。
展示は広げられた絵巻とコピー版が縦に並んでいて、ところどころに解説やリマスター版もあって信貴山ビギナーでも楽しめる内容。また、解説は一部二か国語だったので、列が進まない間に暇つぶしに英語の解説をTOEIC380点の頭で必死で翻訳してました。待ち時間も飽きさせない工夫がされてますね。
絵巻自体は古い物なので傷みや色落ちも目立ちますが、元は非常に色鮮やかだったようです。修復されたものを見ると奈良の大仏殿も南都の焼き討ちに遭う前の朱塗りの美しい姿でした。ちなみにその大仏殿、尼公の巻に描かれてたので「これ善光寺じゃね!?」と勘違いしてましたが、絵巻は一直線のタイムラインになってるので冷静に考えたら奈良手前の山の絵の次に来てるのはどう考えても善光寺ではありません。命蓮のお姉さんがサイコロの旅でもやってない限り、徒歩でわざわざ長野から奈良の手前まで来て何もせずにいきなり長野に戻ることはないでしょう。
絵巻だけでなく、発掘品や仏像などの展示もあり見ごたえは十分。900円で昼前までたっぷり楽しめました。


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さて、博物館を出て奈良の街を歩いてたらハエが喉に突入してくるという事件が起きて奈良の生物からの風当たりの強さを感じて泣きそうになりましたが、泣きながら唾ごと排出してから昼飯を食べて生駒線とバスを乗り継いで信貴山へ。

前回は寒い冬の夕方でしたが、今回は麗らかな春の昼下がり。桜も散りかけながらも咲いており観光客で賑わってました。この信貴大橋、前回帰る時にバス停から見てたら暗い中で橋の上から下をずっと眺めてる女の人がいてめちゃくちゃ怖かった思い出があります。
バス停からちょっと上がったところにある人間専用の開運橋。下はダムになっていて普通に高いです。落ちたら死にます。なんでも戦前に架けられた「カンチレバー橋」という珍しい工法らしく、あの東京ゲートブリッジと同じタイプだとか。


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境内にも桜がちょっとだけ咲き誇ってました。まあ桜目当てで来たわけじゃないのであんまり気にせずに進んでいきます。
日曜ということもあってか、入ってすぐのところにある世界一福寅の首も動いていました。首周りがガバガバなので、ぽろっと落ちてトラックに轢かれないか心配ですが、むしろトラックを押し潰しそうなぐらい馬鹿でかいので安心です。


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で、本堂に参拝に行った後本日のメインの奥の院へ向かうべく山道に入ってみましたが、なんの案内もない上にいきなり羽アリが大量死してたので本能的に危険を感じてUターン。建物の窓の前あたりの黒い粒々が羽アリの死骸です。スズメバチにでも襲われたんでしょうか?

しょうがないのでとりあえず本堂を観光。いつもは正月などにしかやってない中秘仏の公開を特別にやってました。案内のお坊さんに先導されて堂内の奥へ入っていきますが、すごいアレなこと言うとお寺で内陣に上がらせて頂くと入っちゃダメなところに上がってるようなワクワク感があって楽しいです。
中秘仏の奥には奥秘仏もありますが、こちらは寅年のみ御開帳なので次は2022年だそうで。奥秘仏からしたら12年に1度しか世界を見られないので次はどんな世界になってるかと楽しみでしょう。そう考えると奥秘仏になればちょっとしたタイムトリップ体験ができるかもしれません。タイムマシンに憧れてる皆さんはぜひ自分を収蔵する寺を建てましょう。

最後にはもちろん大好きなお戒壇巡りも。光に溢れた現代ではなかなか味わえない本当の闇を体験できて光のありがたさが分かります。


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続いて山を少々登ったところにある空鉢護法堂へ。今回は水屋に用意されてるポットに水を入れて持って行っていってみました。欲張って大量に水を入れていったら重くて後悔したので水は入れすぎないようにしましょう。
山頂にある空鉢護法堂までは歩いて15分。入れすぎた水が振動で何度も溢れそうになりながら必死で急勾配をガンガン登っていきます。


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無事到着。狭い境内で広角レンズが威力を発揮します。
命蓮上人が鉢につけて飛ばした神霊が蛇の姿になって現れるため、この空鉢堂にはその神霊の竜王(みーさん=蛇)が祭られており、拝殿には蛇型の石も置かれています。
水屋に「空鉢さんには水がないので参拝の際に持っていってあげてください」的なことが書いてあったので、飢餓に苦しむアフリカの子供たちに食料を持っていくような気持ちで水を持って上がったら「参拝が終わったら水はバケツに流しといてくださいね」と言われて、飢餓で苦しんでいたと思ってた国が実は先進国だったときのような気分になりました。


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若干の浦島効果を感じながら下山。本堂から眺めると建物が密集しているのがよくわかりますが、境内には狭い通路が張り巡らされていてちょっとした迷路のようで面白いです。
テーマパークみたいだと言われている朝護孫子寺ですが、毎回新しい発見や体験をするので何回来ても飽きません。山田弘的奈良県おすすめスポットランキングでも両手両足の指に入るほどのお気に入りなので、皆さんも奈良県を訪れた際は是非訪れてみましょう。
ちなみに、今回最大の新体験は開山堂で近くにいたグループ数人もろともおばちゃんに捕まり、言葉巧みに勧誘されて四国八十八箇所のお砂踏みと厄除けローソク(計約900円)に挑戦したことです。人数が多いのでおばちゃんの指示で流れ作業のようにお賽銭と納札を入れながら本当にこれでいいのかと悩みましたが、先月ろくに賽銭を入れる余裕もなく四国一周した後なのでむしろ心が洗われました。


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ぎりぎり16時のバスで西信貴ケーブルの駅へ。山の上にもかかわらず、昔はここから山門まで信貴山急行電鉄という普通の鉄道が走っていたようで気になります。このロータリーが駅の跡でしょうか。
ここからケーブルカーで山を降りますが、このケーブルカー、なんとICカードが使えます。ICカードが使える鋼索鉄道は日本ではここ以外に高野山と関東の3社だけらしくちょっとレア。


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山を降りてきました。この信貴山口も広大な構内に改札はなし。近鉄線のホームも2両分しかないので不釣合いにも見えますが正月は混雑するんでしょうね。

というわけで、一日たっぷり信貴山を満喫したあとは八尾からバスに乗って八尾南へ行き谷町線を乗りつぶし。途中で知り合いと合流して今里筋線を潰してから日本橋で夕食を食べてフラフラと帰ったのでしたとさ。長時間地下鉄に乗ってたらなぜか気分が非常に落ち込んだので地下鉄の乗りすぎには注意しましょう。

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  1. 2016/04/20(水) 16:22:21|
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第1回高野山森林鉄道跡探訪

先月末、地元民からの誘いで高野山森林鉄道の跡を見学に行ってきました。
かつては高野山周辺に広大な路線を有し、近畿最大の森林鉄道とも言われたこの鉄道でしたが、モータリゼーションの波でトラック化され1959年に廃止。線路跡は道路に転用されるなどして現在でも随所でその遺構を見ることができます。

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  1. 2016/04/17(日) 17:31:34|
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