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京都バス10系統で3dayチケットの限界を目指してみた

//チケットの写真


スルッとKANSAIに加盟する関西地区の多くの鉄道、バスで利用することができて非常に重宝してきたスルッとKANSAI 3dayチケット。スルッとKANSAI共通カードの販売終了に伴って今季で販売を終了することが決まりました。今まで乗り潰し、観光などで何度も利用してきただけに非常に残念。
というわけで、この冬が3dayチケットを使える最後のチャンスになってしまったので、せっかくなら…と思いつきで広大な利用範囲の北限まで行ってみました。


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前日の夜に思いついて早朝から出発したらいきなり車内でイヤホンのゴム吹っ飛ばしてブルーになって家に帰った瞬間耳からゴムが出てきて萎えながらもなんとか3dayパスを購入。生駒経由で王寺に出て田原本線を乗り潰し(別料金)、隣に座ってきた外国人観光客に圧縮されてタコ糸になりながら近鉄と京阪を乗り継いでやって来たのは京都、出町柳。
バスのりばの行き先表示には静原、花背、広河原、そして朽木村という錚々たる面々が並びます。

京都市を中心に路線バスを運行する京都バスはスルッとKANSAIに加盟する事業者の一つですが、実は3dayチケットの利用範囲の北限を有しているのもこの京都バス。その北限の地こそが10系統の終点である滋賀県高島市の朽木学校前バス停なのです。


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これまた1日数本しかない32系統広河原行きが発車してから10系統が乗り場に到着。京都バスの路線では最も長距離の路線ですが、かなりギリギリに入ってきます。

出町柳~朽木学校前を結ぶ京都バス10系統は沿線住民ではなく登山客向けの路線のため、3/16~12/15の間の土休日とお盆のみ運行かつ朝夕一往復ずつという物好きしか乗りに行かないような路線です。と思ったら、この日はキャンプに行く大学のサークルの団体が乗ってて賑わってました(=めちゃくちゃうるさかった)。


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何せ京都の街中から滋賀県の北部まで行くわけですから、京都の奥座敷大原も早々に通り過ぎて峠を越え県境を越え1時間半。かなり長い道のりです。でも意外と大原過ぎたら距離の割に要時間は短かったり。

乗客は十数人の大学生と数人の沿線住民に数人の物好き。もう登山シーズンでもないし午後の便なので、この路線の頼みの綱である登山客はいません。数分の停車で乗客を乗せたらバスは淡々と発車。
昔から京都の観光マップに書いてあった「途中を経て朽木に至る」の文字を見て、大原より北には何があるんだろうかと心躍らせていましたがこの度長年の夢が叶い、めでたく朽木への旅が始まります。


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大原までは八瀬バイパスを通る以外は他の路線同様に高野川沿いを走っていきます。途中で乗降はほとんどなく、紅葉シーズンで賑わう大原を経由する路線とは思えないガラガラっぷりです。実際大原のバス停に着いたら京都市街地方面に帰る観光客ですごいごった返してたし。


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大原を過ぎるといよいよ未知のエリア。バイパスを通って小さいな集落はかっ飛ばしていきます。

人家のほとんどない山中のR367を北上していくと「次は途中(とちゅう)」の表示が。珍名でそこそこ名の知れた地名ですが、京都側から北上すると、この途中バス停の手前にある途中峠で県境を越えます。


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京都側最後の三谷口バス停から一気に高度を上げてコンクリートのゲートのような構造物が見えたらそこが途中峠。ちょうど写真中央の盛り上がってる部分が最高点です。マピオン地図で計測したら378mらしい。


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この今走っているR367、京都市内から小浜までを直線で結ぶいわゆる「鯖街道」なので、結構交通量があります。なので途中(地名ではない)で拡幅工事なんかをやってるとこうやって工事用信号機に引っかかることも。大型トラックもバンバン走ってくので歩いて鯖街道を辿るのは難しそうですね。


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しばらく山間部を走ってきましたが、葛川学校前バス停付近に出ると急に横を流れていた安曇川の川幅が広がり、道も川も直線的に。
航空写真でかなり縮小して見ても分かるほど直線の平地がここから朽木まで続いています。これが今回このバスに乗った目的のうちの一つでもある花折断層に沿っている地域です。実際に地上から見ても両脇の高い山がそこそこ直線的に切れてるのでなかなか面白いですね。見れて良かった。

途中のバス停で大学生集団も降車し、いよいよ車内に残ったのは物好き4人に。そしてこの後乗降は一切ありませんでした。


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それでも周囲が次第に開けて人家が現れ始めます。
ちなみに途中以北は本数が少ないながらも江若交通の路線もあるので、京都バスのみが頼りというわけではありません。朽木周辺にはなんと高島市営バスも走ってますし。ただしさすがに車両はハイエースですが。


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出町柳を出て1時間20分、既に暗くなり始めた最北の地、朽木学校前バス停に到着しました。最後まで乗ってた4人全員が3dayチケットを提示して下車。そりゃそだ。
バスがバス停の前の車庫(除雪車なんかも置いてある)に入庫するのを全員で見送って写真撮ったらあとは40分後の帰りのバスを待つだけです。

3つの事業者のバス停が並び、見た目だけはちょとしたターミナル。朽木学校前からは江若交通の安曇川駅方面行きバスも発着しており、10系統とも乗り継ぎが良くなっているので最初は安曇川に抜けて帰ろうと思ってましたが、安曇川までのバスの運賃と安曇川からの電車賃を見て即断念。そのまま戻れば実質0円なんで…


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40分ほどという観光するには短すぎ、バス停で待つには長すぎる時間を周囲の散策で潰しておきました。朽木地区にはいくつか気になるスポットがあったのでいつか1日かけて観光しに来たいです。でも3dayパスがなくなったら交通費がバカにならないので二度と来ないと思います。

一生に一度かもしれない朽木の町並みを散策。周辺には道の駅や大原を出て以来のコンビニもあるので安心です。
一応安曇川に架かる橋を渡ったりと悪あがきしましたが、全然時間が足りなくて無念。一気に日が落ちて暗くなってきたのでおとなしく帰りのバスで京都に戻りました。これがまた道中街灯もない区間があって宝ヶ池に出るまでめちゃくちゃ怖かった。

特に何の成果もない路線バスの旅でしたが、行くなら今しかなかったのでまあ良かったです。話のネタにはなります。

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  1. 2016/12/02(金) 13:19:42|
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